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【メルマガ第15回】ポリゴノーラの音階がうまれるまで(1)ドレミの歴史
櫻井 直樹 ポリゴノーラの音階は純正律を基礎にしています。 そこで、純正律がどのように作られているかをはじめにお話しします。 ドレミの誕生の歴史を紐解くと、ピタゴラス(BC582~BC496)にたどり着きます。 ピタゴラスは、例えばドの音が出る1本の弦について2:1に分ける...
2023年7月20日読了時間: 3分
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【メルマガ第14回】日本人の音感覚(2)
櫻井 直樹 前回の「日本人の音感覚(1)」で、伝統的な日本の音楽はドレミの音階ではなかった、ということをお話ししました。それではどのようなものだったのでしょう?今回は、箏(こと)の音階を使って説明してみます。 一般的な箏には弦が13本あり、その調弦(弦の音律を整えること)の...
2023年6月16日読了時間: 3分
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【メルマガ第13回】日本人の音感覚(1)
櫻井 直樹 ドイツの物理学者ヘルムホルツ(1821~1894)は著書「音感覚論」での中で、『人はなぜ和音を心地よく感じるか』について述べています。これは、「音の感覚」を初めて物理学の観点から説明した本で、イギリスの数学者アレクサンダー・ジョン・エリス(1814~1890)に...
2022年3月28日読了時間: 3分
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【メルマガ第12回】聞きとる力
Daniel Van Beers 朝起きてから眠るまで、私たちは音に囲まれています。聴覚は、視覚を除いてヒトの最も強い感覚です。はっきりと、あるいは気づかないうちに、音は私たちの生活に影響を与えています。例えば、鳥の声やほかの自然の音を聞くと心地よく穏やかな気分になりますが...
2022年2月22日読了時間: 4分
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【メルマガ第11回】盲人と音楽の歴史から考える
渡辺 譲 櫻井君とは高校の友人というよしみでポリゴノーラの神戸公演を手伝い、それ以来この楽器と場外ファンのような付き合いをしています。私は盲学校を退職後、盲教育と盲人の歴史をたどっていて、盲人と音楽、芸能とのかかわりがどこかでポリゴノーラの音世界とつながるかも、などと考える...
2020年8月21日読了時間: 3分
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【メルマガ第10回】原子と宇宙をつなぐ音の不思議
秋元秀美 タイトルから原子と宇宙をつなぐ音とはなんだろうと思われるでしょう。原子のような小さな世界で起きることは、日常生活で見るものと全く違うことは容易に想像できるし、まして原子と宇宙に音なんかあるはずがないだろうと想像する方が多いでしょうから。しかし、振動という現象に注目...
2020年6月9日読了時間: 3分
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【メルマガ第9回】気になるもの
気になるもの 黒田 華織 何かよくわからないけど気になるもの。何かよくわからないけど好きなもの。背中のギザギザを棒でこすると「ガコガコガコガコ」と音がする木製のカエル。こけし屋の菓子箱に貼ってあった西洋人形のイラストのシール。てんとう虫チョコレートのチョコを食べたあとの包み...
2020年4月9日読了時間: 2分
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【メルマガ第8回】声明は何を模倣したのか?(2)
声明は何を模倣したのか?(2) 桜井真樹子 声明は地声である、と言ったが、地声はなかなか出せないものだ。女性販売員の「いらっしゃいませ」も講義やプレゼンなど人前で話すときも、アピールの「声を作って」いる。声明を教えるようになって、人はまず、自分の声を探すことに多くの時間を割...
2019年10月31日読了時間: 3分
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【メルマガ第7回】声明は何を模倣したのか?(1)
声明は何を模倣したのか?(1) 桜井真樹子 806年、天台宗が比叡山で開かれ、密教法要に唱えられる仏教讃歌の声明は、円仁の帰朝(日本に帰ってくること)847年より延暦寺で始められる。さらに時を経て、谷を一つ越えた大原に1013年寂源が声明に専念した道場「勝林院(阿弥陀堂)」...
2019年7月31日読了時間: 3分
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【メルマガ第6回】櫻井家のおかしな人々(破・急)
櫻井家のおかしな人々 (破・急) 櫻井 元希 植物学者(?)の父 さて、日本ではまだ一般的とは言い難いクラシック音楽の中でも更にニッチな分野で活動しているアンダーグラウンド声楽家・指揮者の私ですが、私の家族、すなわち櫻井家の人々は、輪をかけてアンダーグラウンドな活動をしてい...
2019年7月31日読了時間: 4分
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【メルマガ第5回】 櫻井家のおかしな人々(序)
櫻井家のおかしな人々(序) 櫻井 元希 oto-circleのメールマガジンをご購読の皆様。こんにちは。櫻井元希です。 私は関東を中心に、声楽家、そして指揮者として活動しています。「声楽家」というとクラシック音楽を演奏する歌手のことを指しますが、一口に「声楽家」と言っても、...
2019年2月19日読了時間: 5分
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【メルマガ第4回】マイクを通して世界を観察する
マイクを通して世界を観察する 柳沢 英輔 私は研究の傍ら、様々な場所や空間の音を観察、録音して、作品制作を行ってきた。そうした活動はフィールド録音とか、フィールドレコーディングとか呼ばれている。近年、録音機器がデジタルになって、小型・廉価化したこともあり、屋外での録音は容易...
2019年2月1日読了時間: 3分
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【メルマガ第3回】 「2001年宇宙の旅」の冒頭音楽
「2001年宇宙の旅」の冒頭音楽 櫻井 直樹 「2001年宇宙の旅」は、1968年に公開されたスタンレー・キューブリック監督による名作です。この映画の冒頭で流れる曲は、リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)が1896年32歳のときに作曲した「ツァラストゥストラはかく...
2019年1月18日読了時間: 2分
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【メルマガ第2号】PAN音階
パンフルートのためのパン音階 小方 厚 ドレミ…という音階は,偶数次・奇数次を問わず,整数倍音 (根音・2 倍音・3 倍音・4 倍音…) をそなえた楽音に最適化されている.ポリゴノーラのように,整数倍音とは別な系列を持つ楽音には,ドレミ…とは異なる音階が存在する.ここでは...
2018年9月5日読了時間: 3分
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【メルマガ第1号】音が立つ
音が立つ 桜井真樹子 国や政治が人々を守るという以前のお話。狩り、漁獲、作物の収穫を分かち合う人々の共同体があったころ。「ひとそれぞれの役割は、平等の価値があり、ゆえにともに生きる」という思想を築くために祭りがあった。その祭りが行われるために、村の神が降りてきたことをリーダ...
2018年9月4日読了時間: 3分
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